小児歯科
子供が虫歯になる
原因とは

子どもが虫歯になる一番の原因は、「歯磨きの仕方」と「食習慣」です。
甘いお菓子やジュースの頻回摂取、ダラダラ食べ、仕上げ磨き不足などが重なると虫歯リスクは一気にUP!
そして意外と多いのが、大人の唾液からうつる虫歯菌(母子感染)。
スプーンの共有や口移しなどにも注意が必要なんです。
虫歯にならない為に
気をつけるポイント
- 食べたらまず歯磨き!(とくに寝る前)
- ダラダラ食べを避けて「おやつタイム」を決める
- フッ素入りの歯みがき粉を使う
- 仕上げ磨きは小学校低学年までは継続を!
- 歯医者での定期チェックとフッ素塗布
- 家庭と歯科医院、W(ダブル)予防体制が大切です✨
虫歯はうつりますか?
はい、虫歯菌は人から人へうつる細菌です。
特に赤ちゃん〜3歳までの間は「感染の窓」と呼ばれる大事な時期。
スプーンや箸の共有、キス、口移しなどで大人の虫歯菌がうつることがあります。
もちろん、うつってもすぐ虫歯になるわけではないので、日々のケアと予防がカギです!
虫歯になりやすい・
なりにくいはありますか?
あります!体質や歯の質・唾液の性質・食習慣・歯並び…などによって、
虫歯になりやすいタイプ / なりにくいタイプがあります。
特に乳歯はエナメル質が薄く虫歯の進行が早いので要注意。
検診時に「虫歯リスク診断」もできるので、気になる方はご相談ください。
子供の虫歯予防
当院では次のような予防処置を行っています。
フッ素の塗布
歯の再石灰化を助け、虫歯予防に効果的

シーラント処置
奥歯の溝を埋めて汚れがたまりにくくする処置

歯磨き指導
年齢に合った磨き方を楽しくレクチャー

楽しく通えるよう、お子さんのペースに合わせて対応します♪
自宅で行うケア
- 毎日の歯磨き(寝る前は特に念入りに)
- フッ素入り歯みがき粉を使用
- 定期的な仕上げ磨き
- ダラダラ食べ防止
- 糖分の摂取時間と回数を意識
生活リズムを整えることも虫歯予防につながります!
乳歯が虫歯について
「どうせ抜けるし…」と思われがちですが、
実は乳歯の虫歯は永久歯の歯並びや成長に大きく影響します。
- 痛みでごはんが食べづらい
- 将来の歯の生え方に影響が出る
- 虫歯菌が広がるリスクも
乳歯も、立派な“今の大事な歯”なんです!
虫歯は何歳からなるのか

早い子だと、1歳半~2歳頃に初めての虫歯ができることもあります。
この時期は甘いおやつ・ジュース・歯磨きの慣れなどが関係してきます。
「どうせなら虫歯ゼロのまま成長してほしい!」という方は、歯が生えたらすぐに歯科でチェックをおすすめします◎
虫歯にならない為のケア
- 歯医者での定期検診(3ヶ月ごとが理想)
- フッ素塗布やシーラント
- 毎日の歯磨きと仕上げ磨き
- 飲食の時間を整える
- 間食やジュースの習慣を見直す
“家+歯医者”で予防のW体制が理想的!
乳歯の治療方法
進行具合によって以下の方法があります。
C1~C2(軽度)
レジンなどの白い詰め物で治療です。
C3以上(神経まで進行)
乳歯の根の治療が必要になることもあります。
保存できない場合
抜歯と、スペースを保つための装置を使用する場合もあります。
早めに治療すれば、痛みも少なく短時間で終わります!
赤ちゃんの歯について

赤ちゃんの歯が生える時期
だいたい生後6~9ヶ月ごろに下の前歯から生え始める子が多いです。
個人差があるので、早い・遅いはあまり気にしすぎなくてOK!
歯が生えててくる場所や順番
下の前歯
上の前歯
奥歯
犬歯
…の順で生えそろっていきます。最終的に2歳半~3歳ごろまでに20本そろうのが一般的です。
歯が生えてこないケース
3歳を過ぎても一部の歯が出てこない場合は、一度レントゲンなどで確認することをおすすめします。
原因は「もともと歯の数が少ない」「歯ぐきの中で向きが悪い」などさまざまです。
赤ちゃんの
歯磨きについて

歯磨きを始める時期
1本でも歯が生えたらスタート!
最初は濡れガーゼややわらかいブラシで、慣れる練習からはじめましょう。
仕上げ磨きは、小学生まではできれば続けたいところです。
オススメの歯ブラシ
月齢に合った「ヘッドの小さい・毛先がやわらかいもの」を選んでください。
対象年齢やメーカーの推奨表示も参考になります。
キャラものの歯ブラシで“歯磨きタイム=楽しい時間”にしてあげるのも◎!
歯磨きを嫌がらせないコツ
- 最初は遊び感覚で慣れさせる
- 寝る前のルーティンにしてしまう
- お歌や動画を活用して気分をのせる
- 無理に押さえつけず“今日はここまで”でもOK
親子で「今日もできたね!」と褒め合うことが、いちばんの継続のコツです!